この記事を書いた背景
作り直したトラップ型EAは、値動きの小さい「静かな時期」に稼げません。その時期を埋める方法を6つ試して、スプレッドを払っても残ったのがゴトー日の朝だけでした(静かな時期に稼ぐ方法を6つ試して、残ったのは「ごとうびの朝」だけだった)。この記事では、そのゴトー日の朝だけを取り出して、もう少しくわしく書きます。
ゴトー日は、5・10・15・20・25日と月末で、土日や祝日なら前の営業日です。会社の支払いが集まりやすく、日本時間9時55分に決まる銀行の為替の値段(仲値)に向けてドルを買う動きが出やすい、といわれます。
確かめ方
- MT5からドル円の1時間足(2015〜2026年)を書き出し、スプレッドを込みで、時間帯ごとの動きを調べた
- くせが残りそうだったので、ゴトー日の朝に買って決済するだけのEAを、トラップ型とは別に作った
- MT5のストラテジーテスターで、買う時刻と決済する時刻を変えて回し、ゴトー日以外も含む平日すべてとも比べた
1時間足の段階では、0.1ロットあたり12年合計+11.3万円、12年中10年がプラスでした。1回あたりの平均は+0.015円(1.5pips)ほどです。ほかの時間帯にもくせはありましたが、たとえば日本時間7時台のドル高は、1時間の平均の動きがスプレッドとほぼ同じで、取引すると何も残りませんでした。
買う時刻と決済する時刻を変えて24通り
この表から、次のことが分かりました。
- ゴトー日だけで買うと、12通り中10通りがプラス。平日すべてで買うと、12通りすべてマイナス。くせは時間帯ではなく、ゴトー日にある
- 9時に決済するほうが、10時より毎回良い。9時55分の仲値のあとは下がるため
- 6時と7時はほぼ同じで一番良い。6時はたまたまではない
- 5時は悪い。ニューヨークの取引が終わる時間で、スプレッドが広がりやすい
一番良い1点だけでなく、その周りも良いかを見て、6時に買って9時に決済に決めました(確かめ方はMT5の最適化で数字を作りすぎない)。冬の月曜は市場が開くのが7時過ぎなので、その日とスプレッドが広い日は見送ります。
期間と、約定のずれ
選ぶのに使っていない2015〜2019年でも+11.8万円で、勝率は約57%でした。テスターの遅延をランダムにすると、2020〜2026年の+25.7万円は+22.8万円になり、1回あたり777円が688円に減りました(約11%)。
2026年(10月まで)は−2.0万円でした。1日の負けは最大でも−1.8万円で、トラップ型の成績が悪かった10日とは重なっていませんでした。
実際の口座では
ゴトー日の朝は、トラップ型とは別のEAとして、0.30ロットで実際の口座に入れています。資金100万円での見込みは、年に約3万円の上乗せです。くせが本物でも、1回あたりの差は1.5pipsほどで、スプレッドが少し広がるだけで消える大きさです。年に数万円の上乗せとして見ていて、これだけで大きく稼げるとは考えていません。
まとめ
ゴトー日の朝6時にドル円を買って9時に決済するEAを回すと、2015〜2019年も2020〜2026年もプラスで、平日すべてで同じことをするとマイナスでした。くせはゴトー日にだけありました。ただ、稼ぎは0.30ロットで年に数万円で、2026年はマイナスの年でした。
これは私が過去のデータで確かめた記録です。このくせがこれからも続くとは限らず、ゴトー日の取引を勧めるものではありません。
よくある質問
ゴトー日の朝にドル円が上がるくせは、本当にありましたか?
私が2015〜2026年のデータで確かめたときは、ありました。日本時間6時に買って9時に決済するEAを0.30ロットで回すと、2015〜2019年+11.8万円、2020〜2026年+25.7万円でした。同じことをゴトー日以外も含む平日すべてでやると、12通りすべてマイナスでした。
何時に買って、何時に決済するのが良かったですか?
私のテストでは、6時に買って9時に決済が一番良く、7時に買ってもほぼ同じでした。9時に決済するほうが10時より毎回良く、5時に買うのは悪い結果でした。5時はニューヨークの取引が終わる時間で、スプレッドが広がりやすいからです。
ゴトー日の朝だけで、どれくらい稼げますか?
0.30ロットで年に数万円でした。1回あたりの差は1.5pipsほどで、遅延を入れると約11%減り、2026年(10月まで)は−2.0万円でした。私は、トラップ型EAの上乗せとして別に動かしています。
ゴトー日とは、いつのことですか?
5・10・15・20・25日と月末のことで、土日や祝日なら前の営業日です。私のEAもこの決め方で日を選んでいます。これは私の記録で、このくせがこれからも続くとは限らず、取引を勧めるものではありません。